なりたい自分になるには一流人が集まる場所へ
皆さんは近い将来、目標としているものや、なりたい自分がありますか?例えば英語が喋れるようになりたい、会社に就職したい、写真がうまく撮れるようになりたいなど、思いの大・小はあれど何かあると思います。でも、頭で考えているのに、なかなか行動を起こせなかったり、二の足を踏んでしまうことは多々あります。
人は変化することを嫌う生き物です。昨日と同じ、先週と同じ、昨年と同じことをするのが一番楽でリスクが低いです。なぜなら、それを過去に経験したうえで、現時点での生活があるから。今までと違う新しいことを行うというのは、その保証がないからです。
なりたい自分や目標があるということは、少なからず今の自分との間にギャップがあります。そのギャップを埋めるために今までとは違う行動を起こす必要があります。例えば、「写真を上手に撮れるようになりたい」と思う人の場合、近くにいる友人たちと食べ歩きをして、それをiPhoneのカメラで写真に収めても上達はしないと思います。上手く撮れるようになりたいのであれば、その道の一流の人が集まる場所に行くことです。またその人と知り合いになりテクニックなど教えてもらえれば尚更上達は早いと思います。
様々な物事の初級・中級・上級者では明らかに日々の行動が違います。写真の上級者の人であれば、その写真を撮るために、何日も前から計画を立て、機材をそろえ、何百枚もシャッターを切っているかもしれません。多分、初級の人は行き当たりばったり、中級の人は機材はそろえているけども、その一枚を撮る情熱が薄いかもしれません。
言いたいことは、自分が現段階で行ける、入れるトップレベルの場所にいる人と関わらなれば、目に見えるような上昇や結果は得られないと思います。
日々の仕事でも同じで、いつものメンバーや同僚と仕事をしていたのでは、あまり上達は望めないですが、プロジェクトチームなどで普段かかわらないような人達の想像を超える熱意とスピードを感じると、
「自分が日々やってきた仕事は一体なんなんだ?」
と、思う瞬間があると思います。一流の人達は一分、一秒を争って仕事をこなし、多くの人脈を築き、話し合い、物事を進めていっています。仕事の作業だけではなく、ロビー活動をしてポリティカルな部分も同時にクリアしていくのです。そういうものを目の当たりにして初めて、そういう風になりたいと思い、がんばることができるのです。
先日YouTubeでDropboxのCEO Drew Houstonのスピーチを見て共感しました。
その中でDrew氏は「自分が夢中になれるテニスボールを探そう」と言っていました。犬と遊んでいる時、テニスボールを投げると犬はそれを必死になって追いかけます。咥えて持ってきたり、いったん咥えると離さなかったかりします。犬はそれだけテニスボールに夢中になり、執着します。そして、Drew氏はあなたたちの仕事もそうであるべきだと言いました。
「皆さんにとってのテニスボールは何でしょうか?」
自分も改めて考えされられました。ここ数年は自分のテニスボールが見つけられず、オペレーションモードで仕事もプライベートも過ごしてきてしまったような気がします。もしそこに自分のテニスボールがあれば、時間や労力を惜しむことなく行動し、自分の人生が変わっていたかも知れません。
みなさんも自分が夢中になれる、心底追及したくなる何かを見つけてください。そして、それらに関わっている、可能な限り、一流の人達とかかわってみてください。そうすれば、目の前の曇り空が晴れて、自分が進むべき道や行動がはっきりとわかり、なりたい自分に近づけると思います。
Photo
場所 : 三重県鈴鹿市
被写体 : シャワー
撮影場所 :