最近自分の中でブームが起きそうそうな遊び。それは「ビーチコーミング」というもの。ビーチコーミングとは何かというと
ビーチコーミング(Beach combing)とは、海岸などに打ち上げられた漂着物を収集の対象にしたり観察したりする行為。漂着物を加工したり標本にしたり装飾にしたりして楽しむ。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
簡単に言ってしまうと砂浜を歩きながら貝を拾ったり、流れ着いたおかしなものを探して見て回ること。子供がいる人は夏に海へ行くと、遊びながらそんなことをすることが多いのではないかと思う。潮だまりでカニや小魚を探したり、変な石を見つけたりして遊ぶ。
実はこれ大人になっても、たとえ冬であっても、やってみると案外面白かったりする。さすがにカニを見つけてドキドキするような感動はないが、潮風を浴び、波の音を聞きながら浜辺を歩くと、それだけで心が洗われるし、リラックスできる。時折、しゃがんでは貝やシーグラースを探したり、突拍子もない漂流物を見つけて笑えたりする。(今回は朽ち果てた金庫が流れ着いていた)海を見ながらビールを飲んだり、海岸近くにあるカフェでお茶を飲んだり、おいしい海産物を食べたりと、密にならないエリアで過ごすのも、こんな時期はストレス解消する手段として良いのでは?と思う。部屋に帰ってからも拾ってきた貝殻や石を飾ったり、何かを作ったりするのも面白い。
砂浜へ実際に行ってみるとわかるが、地形や潮の満ち引き、砂浜の種類によって流れ着いてるいる物が結構変わる。シーグラスを例にとるといくつかの条件がそろった場所だと見つかることが多い。因みにシーグラスとは
これが上手い具合に丸くなり流れ着く海岸には特徴があるらしく全国各地でも知っている人だけが知る隠れスポットとなっていることが多い。ネット検索してもなかなか出てこないのが現状だ。教えてもらった条件とは以下の4つである
- 海岸のそばに民家や漁港がある
- 砂と砂利が半分づつ混ざった海岸
- 整備された砂浜ではないこと
- 人気の少ない夏より冬であること
この4つの条件を見てみると確かにそうだと思うことが多々ある。確かに近くに人が住んでいなければ、瓶自体が海岸にあるわけがなく、漁港の近くということは漁師が祝い事などで日本酒を撒いたり、割ったりすることがあるという。そして砂だけでは瓶がなかなか削られないが、砂利があることで綺麗に角が取れる。最後は人が多ければそれだけ拾える数が少なくなるということ。ふむふむ・・・なるほどなと思った。
またシーグラスには色によって希少価値があって、一番良く拾えるのは茶色。その次に白、水色、緑、黄色などなど見つかる難易度が上がっていく。一番困難と言われているのは赤だ。考えてみると身の回りの様々な瓶は茶色が多い。ビールや栄養ドリンクなど目にすることが多く、たしかに黄色や赤色の瓶を目にすることは少ないのでそれだけ希少価値が高いということだ。
さて、題名のとおり愛知県ではどこの海岸で拾えるのか?というと自分もまだ始めたばかりなので1箇所しか知らないが、ここはオススメという場所がある。そこをピンポイントで地図で示すので見て欲しい
最寄りの駅からは20分くらい歩くけど、この小さな海岸に行けば間違いなくシーグラスは拾える。名古屋からも1時間程度で行けるので愛知県に住んでいる人にはオススメだ。残念ながら砂利が多くないので「まんまるなシーグラス」を拾うことは難しいが、しっかりと角が取れたものを見つけることが出来る。車で行っても野間灯台が近くにあるのでその付近の駐車場も利用可能。ビーチコーミングしてみたい人は海岸線をドライブがてら行ってみるのも良いと思う。
Photo
場所 : 愛知県知多郡
被写体 : 缶ビールとシーグラス
撮影場所